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WordPressのブログ記事の移行に便利なWP All Export & WP All Importの使い方

Wordpressのブログ記事の移行に便利なWP ALL export & WP ALL importの使い方

ホームページ制作の仕事をしていると、Wordpressで運用しているブログの記事を別のWordpressサイトに移行(引越し)したいといったケースがたまに発生します。

例えば、会社やお店のホームページ(コーポレートサイト)とブログサイトを別々で制作し運用していたものを一つにまとめたい場合です。

これから新規で制作するのであれば、ブログ機能が備わったホームページを一つ作るのが当然ですが、昔から運用されている会社やお店では別々で運用されているという状況は少なくありません。

このような場合、ドメインなどの関係上、ブログサイトをリニューアルするのではなくコーポレートサイトの方をリニューアルし、ブログサイトからコーポレートサイトへブログ記事を移行することになります。

WordPressには「プラグイン」と呼ばれる便利な拡張機能(追加機能)があり、このプラグインを利用することでWEB制作に詳しくない方でもブログ記事の移行が行えます。

ただし、ブログ記事を移行(引越し)するためのWordpressプラグインはいくつかありますが、移行したいブログ記事が多すぎるとうまく機能しないプラグインがほとんどでした。

筆者が某クライアント案件で移行しようとしたのは約18,000件という膨大なブログ記事数で、ほとんどのプラグインがうまく機能しませんでした。

そして、この膨大なブログ記事を全て綺麗に移行できるプラグインを探し続けて見つけたのが「WP ALL export」および「WP All Import」です。

移行元サイトで「WP All Export」を利用してブログ記事をエクスポート(出力)し、移行先サイトで「WP All import」を利用してインポート(入力)します。

こんなにも膨大な数のブログ記事の移行作業をすることはかなり稀ですが、その稀なケースに当たった方のために「WP All Export」および「WP All Import」の使い方を共有しておきます。

「WP All Export」で記事をエクスポートする

まずは、旧サイト(移転元サイト)にプラグイン「WP All Export」をインストールし、記事のエクスポート(出力)を行います。

①Wordpress管理画面のプラグイン「WP All Export」をインストール&有効化する

WordPressブログの記事移行に便利なプラグイン「WP ALL Export」の使い方

WP All Exportの正式名称は「Export any WordPress data to XML/CSV」ですので、検索窓に「Export any WordPress」と入力すれば表示されます。

この時、同じプラグインのインポートバージョン「WP All Import」も表示されますので、間違わずに「WP All Export」をイントールしてください。

②管理画面左メニューの下の方に「すべてエスクポート」というメニューが追加されていますので、こちらの「新規エクスポート」をクリックする

WordPressブログの記事移行に便利なプラグイン「WP ALL Export」の使い方

クリックしたい「新規エクスポート」メニューは、「すべてエクスポート」にマウスを合わせると表示されます。

③「特定の投稿タイプ」が選択されていることを確認し、すぐ下の「投稿タイプを選択」のプルダウンメニューから該当の投稿タイプを選ぶ

WordPressブログの記事移行に便利なプラグイン「WP ALL Export」の使い方

このプラグインでは、通常の投稿タイプ(例えばブログ)だけでなく、カスタム投稿タイプ(例えばお知らせ)や、固定ページなどもエクスポートができます。移行するためにエクスポートしたいコンテンツを選択してください。ブログを移行したい場合は「blog」を選択します。

④エクスポートされる投稿数を確認し、「blogを移行」をクリックする

WordPressブログの記事移行に便利なプラグイン「WP ALL Export」の使い方

今回の例の場合、「49 blog will be exported」と表示されていますが、この49という数字がエクスポートされる投稿数となります。これまでに投稿したブログの記事数と合っているかを確認しましょう。たまに、実際に投稿している記事数よりも少なくなってしまう場合がありますので、その場合は、再度最初から操作をやり直してみましょう。

また、移行する記事数が多い場合は、「blogを移行」ではなく「エクスポートファイルをカスタマイズします」がおすすめです。「blogを移行」は、不要なデータも含めてブログの全てのデータがエクスポートされるため、記事数が多い場合だとエクスポートしたファイルのサイズ(容量)が大きくなってしまいます。記事数が多くエクスポートファイルのサイズを小さく抑えたい場合は、「エクスポートファイルをカスタマイズします」を選択し、必要なデータのみエクスポートするのがおすすめです。

⑤「Include BOM to…」にチェックが入っていることを確認し、「エクスポートの確認&実行」をクリックする

WordPressブログの記事移行に便利なプラグイン「WP ALL Export」の使い方

「Include BOM to…」を翻訳すると「エクスポートファイルにBOMを含める」になるのですが、これにチェックを入れないと日本語が文字化けしてしまうので必ずチェックを入れた状態でエクスポートを実行しましょう。

⑥ CSVファイルをダウンロードする

エクスポートが100%になり完了したら、CSVファイルをダウンロードしましょう。これで、旧サイト(移行元サイト)でのエクスポート作業は完了となります。

WordPressブログの記事移行に便利なプラグイン「WP ALL Export」の使い方

「WP All Ixport」で記事をインポートする

移転元サイトにて記事のエクスポート(出力)ができたら次は移転先サイトに記事をインポート(入力)を行います。

①Wordpress管理画面のプラグイン「WP All Ixport」をインストール&有効化する

まずは、移行先サイトのWordpress管理画面にログインし、新規プラグイン「WP All Ixport」をインストール&有効化しましょう。

WordPressブログの記事移行に便利なプラグイン「WP ALL Import」の使い方

②管理画面左メニューの下の方に「すべてインポート」というメニューが追加されていますので、こちらの「New import」をクリックする

WordPressブログの記事移行に便利なプラグイン「WP ALL Import」の使い方

クリックしたい「New import」メニューは、「すべてインポート」にマウスを合わせると表示されます。

③「ファイルをアップロード」→「新しいアイテム」をクリックし、記事をインポートする場所を選択する

WordPressブログの記事移行に便利なプラグイン「WP ALL Import」の使い方

ブログ記事を移行するのであれば「blog」、カスタム投稿タイプで作成したお知らせに移行するなら「お知らせ」、固定ページを移行しようとしているのであれば「固定ページ」など、移行先として該当する場所を選択しましょう。今回はブログ記事の移行なので「blog」を選択しています。

④設定する箇所を理解する

WordPressブログの記事移行に便利なプラグイン「WP ALL Import」の使い方

全て折りたたむと5つの設定箇所があることが分かります。この中で設定を行うのは、赤枠の「タイトル&内容」および「その他blogのオプション」の2つとなります。その他の3つは有料プランのみ設定可能な箇所となっています。

そして、右側の青枠の部分が、移行元サイトにてエクスポート(出力)したデータとなります。このデータの中から必要なものを該当箇所にドラッグ&ドロップで設定を行なっていきます。

⑤「タイトル&内容」を設定する

タイトル&内容の設定項目は、主に「タイトル」「コンテンツ」「抜粋」の3つです。右側の出力データに「title」「content」「excerpt」があるので、それぞれ青枠の文字を該当箇所にドラッグ&ドロップをします。

WordPressブログの記事移行に便利なプラグイン「WP ALL Import」の使い方

ドラッグする際に掴みにくい場合がありますが、間違いなく掴めますので諦めずに何度もトライしてください。ドラッグ&ドロップが成功すれば下記のように各箇所に文字が入ります。

WordPressブログの記事移行に便利なプラグイン「WP ALL Import」の使い方

⑥「その他blgoのオプション」を設定し、「ステップ4に進みます」をクリックする

「タイトルと内容」で設定したように、各設定項目に該当する右側の出力データをドラッグ&ドロップします。

なお、例えば、移行元サイトにて公開済みにしている記事もあれば、下書き状態の記事や投稿予約をしている状態の記事もあるかもしれません。このように記事ごとに異なる設定を引き継ぎたい場合は「Xpath」にチェックを入れて右側のデータをドラッグ&ドロップで設定することで、記事ごとの元々の設定状態を引き継ぐことが可能です。

WordPressブログの記事移行に便利なプラグイン「WP ALL Import」の使い方
設定項目説明該当するデータ
投稿ステータス記事が公開済みなのか下書きの状態なのかを設定します。混在する場合は「Xpath」を選択し該当データを設定します。status
投稿日付移行する記事の投稿日を設定します。移行元サイトでの投稿日を引き継ぎたい場合は「Xpath」を選択し該当データを設定します。date
コメント記事へのコメントの許可を設定します。記事ごとに異なる場合は「Xpath」を選択し該当データを設定します。commentstatus
トラックバックとピンバックトラックバックとピンバックの許可を設定します。記事ごとに異なる場合は「Xpath」を選択し該当データを設定します。pingstatus
投稿スラッグスラッグ(記事URL)を設定します。移行元サイトでのスラッグを引き継ぎたい場合は該当データを設定します。slug
投稿者複数人でブログ運営をしている場合など、どのユーザーが書いた記事なのかを引き継ぎたい場合は該当データを設定します。authorusername

⑦「自動検知」をクリックし、「続行」をクリックする

チェックボックスはデフォルトのままで問題ありません。

WordPressブログの記事移行に便利なプラグイン「WP ALL Import」の使い方

⑧最後に「インポートの確認&実行」をクリックする

上下どちらのボタンも同じなのでどちらをクリックしても問題ありません。

WordPressブログの記事移行に便利なプラグイン「WP ALL Import」の使い方

「インポート完了」のページが表示されたらインポート作業は全て完了となります。

WordPressブログの記事移行に便利なプラグイン「WP ALL Import」の使い方

問題なく移行ができているかを該当の場所(今回ではブログ)を確認しておきましょう。

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