先日、ROUND SQUAREの当ホームページにおいて「PHPの更新を推奨」との警告が表示されたので対応しました。

我々プロからすればなんて事のない事案ですが、WEBサイトを手探りで運用している素人の方であれば少々困惑してしまうと思いますので、今回行った対応方法について解説（共有）いたします。

PHPとは？

PHPとは、WEBサイトやWEBアプリなどの開発（構築）に使われるプログラミング言語の一つです。

最低限のWEBサイトは「HTML」「CSS」といったプログラミング言語で構築可能ですが、「HTML」「CSS」だけでは見た目が完成するだけで何の変化も起こらないWEBサイトにしかなりません。

そのような何の変化も起こらないWEBサイトを「静的サイト」と言います。

しかし、どうせWEBサイトを運用するのであれば、「お知らせ」や「ブログ」であったり、事業者によっては「施工実績」であったり「お客様の声」などを更新していきたい考えると思います。

このような変化を加えることができるWEBサイトのことを「動的サイト」と言い、この動的サイトを開発（構築）するために用いられるプログラミング言語の一つが「PHP」です。

PHPとWordpressの関係性

WEBサイト制作ツールであるWordpressには「PHP」が用いられており、そのため、お知らせやブログなどの更新ができる動的サイトを作ることができるようになっています。

逆に言うと、Wordpressサイトを運用するためにはPHPが利用できるサーバー環境が必須であり、PHPが利用できないサーバー環境ではWordpressサイトを作成・運用することはできません。

「ロリポップ」「エックスサーバー」「さくらのレンタルサーバー」といった有名なレンタルサーバーであれば問題なくPHPが利用できる環境が整っているので、レンタルサーバーを契約する際は有名どころを選択するのが良いです。

WordPressにおけるPHPバージョンについて

「PHP」を含め、どのプログラミング言語も定期的にバージョンアップが実施されるため、新しいバージョンから古いバージョンまでさまざま存在します。そして、必ずしも常に最新バージョンが最適というわけではありません。

WordPressもPHPを利用していますが、常に最新のPHPバージョンに対応できているわけではなく、Wordpressにとって都合の良いPHPバージョンがあります。

現に、ROUND SQUAREの当サイトも、Wordpressのバージョンは常に最新に保っていますが、PHPを最新バージョンにすると表示エラーになってしまっていたため、あえて少し古いバージョンのPHPを利用していました。

厳密に言うと、Wordpressにもバージョンがあり、自分が今利用しているWordpressバージョンに最適なPHPバージョンがあることを認識しておく必要があります。

いくらWordpressが推奨するPHPバージョンを利用しても、Wordpressのバージョンアップを怠り古いバージョンのままだとWEBサイトがエラーとなってしまいます。

PHPバージョンの確認・変更方法

それでは、PHPのバージョンの確認と変更方法を解説いたします。

PHPはサーバーに関係していることなので、どの会社のレンタルサーバーを利用していても、ほとんどの場合はサーバーの管理画面から確認・変更ができます。

ROUND SQUAREでは、レンタルサーバーはロリポップを利用しているので、今回はロリポップにおける確認・変更方法をご説明いたします。

変更するPHPバージョン

今回、Wordpress管理画面に表示された警告に「PHPの推奨バージョンは8.3以上です。」と記載されているので、こちらをクリアするよう設定変更を行います。

PHPバージョンの確認・変更方法

◾️管理画面にログインし、「サーバーの管理・設定」から「PHP設定」をクリックする

◾️一覧の中の該当URL（ドメイン）のバージョン欄に表示されているのが現在利用しているPHPバージョンとなります。　※現状は「PHP 7.4」を利用していました。

◾️バージョンはプルダウンボタンになっているので、クリックして表示されたバージョンの中から推奨とされている8.3以上を選択し、変更ボタンをクリックする　※現状は8.3以上はないので今回は8.3を選択しました。

以上で変更は完了となります。

変更後は必ずWEBサイトを確認

PHPバージョンの変更を行なった際は、必ずWEBサイトにアクセスをして正常に表示されるかを確認しましょう。

もしも表示エラーになってしまった場合は、一旦変更前のPHPバージョンに戻し、業者に相談をしましょう。

PHPのバージョンを変更すると表示エラーになってしまうからといって、警告を無視して古いバージョンのPHPを使用し続けると、それはそれでサイトトラブルの原因となってしまいます。

WEBサイトはブランディングや集客面で非常に重要な役割を担っています。トラブルが発生してから業者に相談してもすぐに対応はしてもらえないため、早めの対応をおすすめします。

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