レスポンシブとは?
依頼者側も知っておくべき
レスポンシブ対応の意味をわかりやすく解説
レスポンシブとは、
異なる画面サイズに適応させること
WEB制作会社のホームページを見ていると頻繁に出てくる「レスポンシブ対応」という言葉があります。
レスポンシブとは「レスポンシブWEBデザイン」の略語であり、パソコンやスマートホンなどの画面サイズが異なるデバイスに、ホームページを柔軟に適応させる構築手法のことです。

レスポンシブ対応
をしないとどうなるのか。
現在、ネット閲覧に使われるデバイスは「パソコン」「タブレット」「スマートホン」の3つです。これら3つのアイテムは画面のサイズが大きく異なります。
画面サイズが異なる3つのデバイスでホームページの見た目を同じように表示をすると文字や画像が小さすぎたり、逆に大きすぎたりととても見にくいホームページになってしまいます。
右の画像は「レスポンシブ非対応」と「レスポンシブ対応済」の比較です。非対応の方はパソコン表示のままになっており、スマートホンでは文字や画像が小さすぎて見にくくなってしまっています。
次の画像は「レスポンシブ非対応」と「レスポンシブ対応済」の比較です。非対応の方はパソコン表示のままになっており、スマートホンでは文字や画像が小さすぎて見にくくなってしまっています。
一方で、レスポンシブ対応済の方は文字も画像も見やすく調整されています。

レスポンシブ
ウェブデザインの時代
レスポンシブとは近年開発された構築手法であり、一昔前は各デバイスごとにホームページを制作していました。つまり、「パソコン用ホームページ」と「スマートホン用ホームページ」といったように1種類のホームページに対して2パターンを制作していたのです。
ホームページを2つ作るようなものなので、制作者は大変だっただろうと思います。
一昔前のホームページ制作費が高額だった理由の一つかもしれません。
しかし、現在はレスポンシブウェブデザインという手法が出てきたことで、一つのホームページを2つ作るなんてことはなくなりました。
レスポンシブウェブデザインでは、まず一つのパターンを作り、それにプログラミングコードを書き加えることで他のデバイスにも対応させることができます。

タブレットに
対応させる制作はまだ少ない
レスポンシブ対応といっても、その対応範囲は主に4種類あります。
-
対応範囲01
パソコンとスマートホン
に対応させる -
対応範囲02
パソコンとタブレット
に対応させる -
対応範囲03
タブレットとスマートホン
に対応させる -
対応範囲04
全てに対応させる
上記の中で、現在最も多い制作は「01:パソコンとスマートホンに対応させる」です。
つまり、タブレットには対応させない制作が多いということです。
タブレットに
対応させない理由
レスポンシブ制作において、タブレットに対応させない理由は主に2つあります。
・制作費が上がる
・タブレットがあまり普及していない
タブレットを使っている人が少ないのに、その層のために制作費を追加で支払ってまで対応させる必要はないと判断する人が多いのです。

なぜ制作費が上がるのか
レスポンシブウェブデザインで構築を行う性質として、対応させるアイテムが増えるほどに書き加えるプログラミングコードが増えていきます。
つまり、作業量が増えるのです。
例えば、下記のような流れです。


上記の流れを見て分かるように、タブレット対応があるのとないのとでは作業量が異なります。
なので、普及しているパソコンとスマートホンには対応するが、タブレットにも対応する場合は要追加料金となる制作者が多いのです。
レスポンシブ対応の必要範囲を
見極めて制作費を削減
業種によっては「パソコン対応だけで良い」だったり「スマートホン対応だけで良い」ということもあります。つまり、レスポンシブ対応をしなくても良いということです。そういった場合は、作業量が減るので制作費の交渉が可能になります。
それには、あなたのホームページを「誰が」「どうゆう状況で」閲覧するのかを想像してみることが重要です。
例えば、飲食店のホームページを「一般の人」が「気軽に」閲覧するためにパソコンを使うでしょうか。おそらく使わないでしょう。ほとんどの人がスマートホンで閲覧することが予測できます。
下記は、クライアント(飲食店)様のホームページの実際のアクセス状況です。



ホームページを閲覧した
「1,509人」の内、
スマートホンで閲覧した人:
1,291人(85%)
パソコンで閲覧した人:
179人(12%)
タブレットで閲覧した人:
39人(2.5%)
という結果になっており、スマートホンで閲覧する人の割合が突出していることが分かります。
このような結果になるのであれば、スマートホン用だけで良いのではないかという考え方もできるのです。

別の業種であれば違う結果に
では、建築業や製造業といった企業のホームページであればどうでしょう。
「取引先を探しているビジネスマン」が「オフィスのデスク」でスマートホンを使って閲覧をしているというのは考えにくいです。
ほとんどの場合、パソコンで閲覧をすることが予測できるため、パソコン用だけで良いのではないかという考え方ができます。
このように、閲覧に使用されるデバイスがあきらかに偏るであろう場合はそのデバイス専用のホームページとし、制作費を抑えることができます。
費用が大きく下がることはない
対応させるデバイスを絞ることで制作費を抑えるという考え方は、あくまで「どうしても少しでも制作費を抑えたい」という場合に限ります。
なぜなら、レスポンシブ対応をしないというのは、書き加えるプラグラミングコードが少し減るだけであり、費用が大きく下がることはないからです。
そして、割合が少なくても他のデバイスで閲覧をしようとする人は確実におり、それらは機会損失となるからです。
レスポンシブ対応の有無による費用の増減額は制作者によって異なります。
まず費用を確認したうえで慎重に検討をしましょう。

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