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ドメイン名とは?ドメイン名の決め方と後悔しないための注意点!
WEBサイトを作成する際、作成したWEBサイトをネットに公開するために必ず必要となるのが、「サーバー」と「ドメイン名」です。ドメイン名は、実際には「ドメイン」と省略して呼ばれることが多いです。
サーバーは何となく分かるが、ドメイン名はよく分からないという人は多いのではないでしょうか?その証拠に、ドメイン名を適当に決めてしまっているWEBサイトを非常に多く見かけます。
「URLのこと?なんでも良いよ」と考えている人は、必ず後から後悔することになります。ですので、これからドメイン名を取得するという人は、当記事を読み、ドメイン名の決め方や注意点をしっかりと理解しておきましょう。
目次
ドメイン名とは
ドメイン名とは、イメージしやすいように言い換えると「インターネット上の住所」です。「WEBサイトがどこにあるのか」「メールの送り先がどこなのか」を特定するための情報として利用されます。
本来、これらは「IPアドレス」によって特定されますが、IPアドレスはいくつもの数字で表されるため、記憶をするのが困難であったり、見た目で識別しにくいという問題があるため、ドメイン名に変換されるようになりました。
ドメイン名の主な用途
ドメイン名は、主に「WEBサイトのURL」や「メールアドレス」に使用されます。
【例】WEBサイトのURL
https://sample.com
【例】メールアドレス
info@sample.com
ドメイン名の構成
ドメイン名は、「任意の文字列」と「TDL(トップレベルドメイン)」を組み合わせものです。
TDL(トップレベルドメイン)とは、ドメイン名の「.(ドット)」で区切られた一番右側の部分のことであり、「.com」「.net」「.jp」などのことです。※ドットも含まれます。
トップレベルドメインの種類
トップレベルドメインは、大きく3種類に分けられています。
種類 | 説明 | ドメイン例 |
gTDL (generic Top Level Domain) | 用途や分野別で使い分けるTDL | .com .net .org など |
新gTDL | 同じく用途や分野別で使い分けるTDLのうち、2012年以降に使えるようになった新しいTDL | .site .blog .design など |
ccTDL (country code Top Level Domain) | 国や地域別で使い分けるTDL | .jp(日本) .us(アメリカ) .de(ドイツ) |
ドメイン名はブランディングにも影響を与える
前項で、ドメイン名は「WEBサイトのURL」や「メールアドレス」に使用されると説明をしました。WEBサイトのURLやメールアドレスは、長く事業を続けながらたくさんの取引先やお客さんに知らせていくことになります。
ダラダラと長くて理解しにくいURLやメールアドレスは、見た目にもダサく、取り扱い面でも面倒くさがられ嫌われてしまいます。ドメイン名は、企業やお店のブランディングに非常に重要な要素なのです。
ドメイン名の決め方のコツ
ドメイン名の決め方のコツ【その1】
任意の文字列に会社名や店舗名を入れる
ドメイン名の決め方の基本として会社名や店舗名を入れましょう。会社名や店舗名を上手に略した文字列でもかまいません。大切なのは、本当にその会社やお店のURLやメールアドレスなのかがパッと見て判断ができることです。
少しでも疑わしいURLはクリックしてもらえないですし、メールアドレスならメッセージを送ってもらえません。これは、ブランディング的に大打撃です。
ドメイン名の決め方のコツ【その2】
できるだけ短くシンプルにする
ドメイン名は、できるだけ短くシンプルなものにしましょう。名刺を受け取った相手方がホームページのURLやメールアドレスを手入力する際も簡単に済みますし、なにより、短くシンプルなドメイン名は見た目がスマートでかっこ良く、イケてる企業(または店舗)という感じが滲み出ます。
なので、例えば「東京」を拠点としている「建築会社」だからといって、ドメイン名に会社名以外に「tokyo」や「architecture」といったプラスアルファのキーワードを付け足す必要はありません。
「ドメイン名に地域名を入れた方がSEOに有利だ」などと言う人もいますが、個人的には関係ないと確信しております。
試しに、あなたが検索上位を狙いたい地域名を含めたキーワードで実際に検索をしてみてください。そして、1ページ目に表示されているWEBサイトのドメインを一つ一つ確認してみてください。ドメイン名に地域名が含まれていなくても上位を狙えることが証明されていることと思います。
ドメイン名にプラスアルファのキーワードを付け足すケース
この世には全く同じドメイン名は2つと存在しないため、他者が既に取得しているドメイン名は取得することができません。
しかし、全く同じ会社名や店舗名の他事業者は存在する可能性があり、取得したいと思ったドメイン名が既に他事業者に取得されてしまっているケースというのは割と多くあります。
そういった場合でもドメイン名には会社名や店舗名は含めた方が良いので、プラスアルファのキーワードを付け足すという方法をとります。
ドメイン名の決め方のコツ【その3】
会社名や店舗名が長い場合は上手に省略する
ドメイン名の決め方のコツ【その2】にて「会社名や店舗名を入れましょう」とお伝えをしましたが、会社名や店舗名が長い場合はそのまま入れずに上手に省略をしましょう。
コツ【その1】でお伝えしたように、長いドメイン名はNGです。会社名や店舗名が長いからといってドメイン名が長くなってしまわないように心掛けましょう。
ドメイン名の決め方のコツ【その4】
「.com」や「.jp」など、有名かつ信頼度の高いトップレベルドメインを選ぶ
「.com」や「.jp」は、多くの企業やお店が利用しています。それだけトップレベルドメインとしての認知度や信頼度も高く、URLやメールアドレスを知らせた相手に信頼感と安心感を与えることができます。
また、人だけでなく検索エンジンに対しても信頼感を与えることができます。無名のトップレベルドメインよりも「.com」や「.jp」といった人気のあるトップレベルドメインの方がSEO的にも有利と言われています。
試しに、実際に適当なキーワードで検索を行なってみてください。そして、上位に表示されているWEBサイトのドメイン名のトップレベルドメインを確認してみてください。ほとんどの場合が有名なトップレベルドメインだと思われます。
「SEOについて詳しく知りたい」「上位表示を目指してアクセスを増やしたい」という方は下記記事をご参照ください٩( ᐛ )و
すでに多くの人がやってしまっているドメイン名の決め方の失敗
安価だからといって無名のトップレベルドメインを選んでしまう
トップレベルドメインは非常にたくさんの種類があり、安価なものであれば数十円というものもあります。しかし、先にも述べましたが、安価だからといって絶対に無名のトップレベルドメインは利用しないでください。会社やお店のブランディングが失敗するだけでなく、SEO対策でも不利に働くため、今後の事業に大きく悪影響を及ぼします。
おすすめのドメイン(例) | おすすめしないドメイン(例) |
.com .net .jp など | .fun .xyz .me など |
ホームページ無料作成サービスで提供されている無料ドメインを利用してしまう
近年、ホームページ制作において、「Wix」や「Jimdo」といった簡単無料作成サービスを利用する事業者や制作業者が増えています。これらのサービスでは、多くの場合「無料プラン」が用意されており、無料プランの場合はドメイン名に「wixsite」や「jimgo」といった文字列が含まれてしまいます。
このようなドメイン名の場合、一目で無料プランで作っていることが分かり、会社やお店のブランド力が下がります。なによりも、見た目で非常にダサいドメインとなってしまいます。
これらの簡単無料作成サービスでホームページを作る場合でも、必ず有料プランで利用し「独自ドメイン」を利用するようにしましょう。
ドメイン名の決め方で失敗できない理由
なぜ、ドメイン名の決め方を理解しなければいけないのか。なぜ、適当なドメイン名で始めてはいけないのか。それには、事業の未来を左右しかねない重要な理由があります。
結論から言うと、ドメイン名は後から変更ができないのです。実際には変更はできるのですが、積み重ねた成長を投げ捨ててゼロから再スタートということになります。
ドメイン名は、長く運用をすればするほど検索エンジンからの評価が上がります。つまり、契約したばかりのドメイン名と2年運用したドメイン名では、SEO対策の影響力が異なるのです。
なので、最初にドメイン名を適当に決めてしまうと、数年後に「ダサいドメイン名で運用を続けるか」「ゼロからの再スタートを覚悟で変更するか」の2択を迫られることになります。その時に必ず後悔することになりますので、ドメイン名は最初に慎重に決めましょう。
おすすめのドメイン取得サービス
ドメイン名の重要性や決め方がしっかりと理解できましたら、ようやくドメイン名を取得することになります。
ドメイン取得サービスはたくさんあり、各社特徴が異なります。それだけに、初めてドメイン名を取得する人は非常に迷うと思いますので、ここを選んでおけば間違いないというおすすめのドメイン取得サービスを2つご紹介しておきます。
ドメイン名の用途は、主に「WEBサイトの開設」と「メールアドレスの作成」なので、この2点が簡単に行えるかが重要です。そして、メールアドレスの作成はほとんどのドメイン取得サービスで簡単に行えるため、WEBサイトの開設が簡単に行えるかが重要となります。
Xserverドメイン(エックスサーバードメイン)
エックスサーバードメインは、レンタルサーバー大手「Xserver(エックスサーバー)」の運営会社が運営するドメイン取得サービスです。
エックスサーバーは、数あるレンタルサーバーの中でも人気が高く、評価も非常に高いレンタルサーバーです。
そのエックスサーバーと簡単に連携ができるエックスサーバードメインは、WEBサイトを開設するのにとてもおすすめのドメイン取得サービスです。
MuuMuuDomain(ムームードメイン)
ムームードメインは、レンタルサーバー大手「LOLIPOP(ロリポップ)」の運営会社が運営するドメイン取得サービスです。
ロリポップも、エックスサーバーと同様、非常に人気が高いレンタルサーバーです。
そのロリポップと簡単に連携ができるムームードメインも、WEBサイトを開設するのにとてもおすすめのドメイン取得サービスです。
お名前.com(お名前どっとこむ)
お名前.comは、超大手IT企業である「GMOインターネットグループ株式会社」が運営するドメイン取得サービスです。
お名前.comは国内最安値を掲げており、国内No.1のユーザー数を誇ります。また、24時間365日のサポート体制を整えており、困った時はいつでも相談できるのが特徴的です。
お名前.comはドメイン名の申し込み時にサーバーも同時に契約ができるのですが、お名前.comは他のレンタルサーバーとの相性がとくに悪い印象なので、必ずサーバーもお名前.comで同時に契約をしましょう。
まとめ
当記事では、ドメイン名の意味や決め方のコツ・注意点などを解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。ドメイン名は会社やお店の未来を左右するものであり、数年後に後悔しないよう慎重に決めるべきものです。
・シンプルかつスマートなドメイン名にする
・パッと見て会社やお店のドメインだと判別できるドメイン名にする
・有名なトップレベルドメインを選ぶ
・人気のないトップレベルドメインを選ばない
・ホームページ簡単作成サービスの無料ドメインを利用しない
以上のことを守りながら、ぜひイケてるドメインを取得してください。
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