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SEO対策においてコンテンツ量(文章量)は関係ない!

ホームページをリニューアルする際、SEO対策のためにコンテンツ(主に文章)の量を増やした方が良いという制作業者もいますが、実際には関係ありません。
ただし、SEO対策にも種類があり、「コンテンツSEO」と呼ばれるSEO対策においてはコンテンツ量がある程度は関係がありますので、今回はコンテンツSEOを除く基本的なSEO対策のお話となります。
ホームページの基本的なSEO対策は、狙った検索キーワードでトップページを上位表示させるものです。
ROUND SQUAREの「クライアント様A」は、以前はある程度大きな制作会社に制作および管理を委託していました。
この制作会社は「SEOに特化した」や「集客に強い」と謳っている制作会社です。
このような制作会社は、SEO対策(集客)のためと言い、コンテンツ(主に文章)をとにかく増やそうとします。
しかし、一つのページ(例えばトップページ)にコンテンツを過剰に掲載してしまうと、主に下記のような弊害が発生します。
目次
一つのページにコンテンツ量が多いと起こる弊害
求めている情報がどこに掲載されているか分からない

ホームページは、
・サービス内容を見たいからこのページだな
・会社情報を見たいからこのページだな
といったように、見たい情報がホームページ内のどのあたりに掲載されているかがすぐに理解できるよう、できるだけ単純で分かりやすい「サイト構成」と「ページ構成」で作るべきです。
そうすれば、見ている側もストレスがなくいろいろなページを見てくれるため、結果的に「サイト回遊率」や「サイト滞在時間」などのSEOに影響を与える指標の数字が伸びることになります。
しかし、一つのページにあれもこれもとたくさんの情報を掲載してしまうと、見たい情報がどのページのどのあたりに掲載されているのかが分かりにくくなってしまいます。
そうなると、見ている側もストレスを感じてしまい、すぐにホームページから離脱(去る)してしまい、結果的にSEOに悪影響を与えるだけでなく、お問い合わせに繋がる可能性もなくなってしまいます。
デザイン性が損なわれる

今時のイケてるデザインのホームページを作るためには、掲載する情報を洗練させ、なおかつ各情報の文章量も洗練させる必要があります。
そうすることで余白がしっかりと取れ、スッキリとした見やすいデザインに仕上がります。
背に腹はかえられぬと思ってSEO対策のためにデザイン性を犠牲にする必要はありません。
次項で解説しますが、企業やお店のブランドサイトのトップページのSEO対策において文章量は関係ないのです。
情報を洗練させたリニューアル後に検索順位が上昇

クライアント様Aのサイトリニューアル前後のSEO順位の動きは下記のような感じでした。
※クライアント様の特定に繋がるため、実際のキーワードは掲載できないことをご了承ください。
【メインキーワード】
リニューアル前:20位前後
リニューアル後:8〜9位
【サブキーワードA】
リニューアル前:8〜9位
リニューアル後:1〜2位
【サブキーワードB】
リニューアル前:6〜7位
リニューアル後:8〜9位
これは、「SEOに強い」「集客に強い」と謳っている高額な制作会社が、デザイン性を無視して情報(文章)を過剰に掲載していた状態から、情報量を大幅に減らしデザイン的にも見やすくした結果です。
サブキーワードの一つは少しだけ順位を落としたものの、全体的には大幅に向上していると言えます。
また、この順位を落としたサブキーワードもホームページを更新していくことで、いずれは順位が上がっていくと予想されます。
【最後に】基本的なSEO対策に文章量は関係ない
前項で紹介した実際の実績でも証明されているように、基本的なSEO対策においては文章量は関係ありません。
大切なのは「制作過程での作り方」と「完成後の更新」です。
SEOに強いと謳う制作会社が文章やその他コンテンツをいろいろ増やそうとするのにはいろいろと理由があります。
中でも、営利企業のためお金の問題は大きいでしょう。
SEO対策は答えがなく成果が保証できない世界です。
外注やコンサルを依頼する場合は、慎重に業者選びを行いましょう。
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