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SEO内部対策とは?意味や効果的な施策を徹底解説!
重要なSEO対策の一つに「SEO内部対策」があります。
今回は、このSEO内部対策について初心者でもわかりやすく解説いたします。
SEO内部対策は、SEOで成果を出すために欠かせない対策ですので、ぜひ最後まで読んでいただき参考にできるところは参考にしてください。
なお、まずはSEO対策の全体像を詳しく理解したいという方は下記記事をご参考ください。
目次
SEO内部対策の意味と重要性
SEO内部対策とは、WEBサイトの内部、つまりは制作(構築)に関わるSEO対策のことです。WEBサイトというのは、主に「HTML」「CSS」などのプログラミング言語で作られています。
WEBサイトの品質の判断をしているのは、人間ではなく「クローラー」と呼ばれる検索エンジンのロボットです。なので、大前提として、クローラーがWEBサイトを理解しやすいよう、適正なプログラミング構築によってWEBサイトの制作を行わなければなりません。
そのうえで、さらにユーザーが快適に閲覧できるようサイト表示速度を速くするなどのユーザビリティー向上のための制作を行うことで、サイト内部の品質はどんどんと向上していきます。
以上のように、SEO内部対策はWEBサイトの作り方に関わる部分が大きいため、プログラミングの知識がない者では限られた対策しかできません。
しかし、SEO内部対策のSEO効果はある程度大きく、SEO対策全体の成果に必ず影響を及ぼすため、SEO対策によるWEBサイト集客を行いたいと考えている人は必ずしておくべき対策です。
SEO外部対策との違い
SEO内部対策とSEO外部対策の大きな違いは、取り組むべきタイミングです。
SEO外部対策の主な施策は、「被リンク対策」と言われる他のWEBサイトから自分のWEBサイトへのリンクを集める施策になります。他のWEBサイトが自分のWEBサイトへのリンクを貼れるのは、WEBサイトが完成した後です。つまり、SEO外部対策はWEBサイトの完成後に取り組む対策なのです。
一方で、前項で説明したように、SEO内部対策は制作に関わるSEO対策のため、WEBサイトの制作時に取り組むべき部分が大きいSEO対策です。
まずはしっかりと内部対策がされたWEBサイトを作り、完成後にSEO外部対策をしっかりと行うことでWEBサイトのSEO効果は格段に向上します。
SEO外部対策について詳しく知りたい方は下記記事をご参照ください。
SEO内部対策の効果的な施策方法
SEO内部対策の大きな目的は、検索エンジンのクローラーにWEBサイトをしっかりとクロールさせ、WEBサイトを正しく理解してもらい、正しい内容でインデックスしてもらうことです。
※クロールとはWEBサイトを巡回することであり、インデックスとは新しいページや変更があったページを検索エンジンに登録することです。
XMLサイトマップの送信
最初に、WEBサイトの良し悪しの判断をするのは検索エンジンのロボットである「クローラー」と説明をしました。そして、クローラーがWEBサイトを見回ることを「クロール」と言います。
このクロールを行いやすくするため、クローラーに対して「XMLサイトマップ」というものを提出(送信)してあげます。XMLサイトマップは、クローラーに対してWEBサイトのページ構成や構造を伝えることができます。
例えば、あなたが知らない建物を巡回する際、その建物が「何階建の建物で」「部屋は全部で何室あって」「何階にどういった部屋がある」という情報が事前にあれば非常にスムーズに巡回できるうえに回り漏れなどのミスも減ると思いませんか。
クローラーも同じで、WEBサイトが「どんな規模(ページ数)なのか」「どんな構造になっているのか」「どんなページがあるのか」などの情報が事前にあれば、スムーズかつミスなくクロールができるのです。
XMLサイトマップと良く似た言葉に「HTMLサイトマップ」という言葉がありますが、XMLサイトマップはクローラー向け、HTMLサイトマップはサイト閲覧者(人間)向けとなり、対象が全くことなるため間違えないよう注意をしましょう。
内部リンクの最適化
内部リンクとは、WEBサイト内のページからページへリンクを貼り付けることです。WEBサイト内の関連性のあるページ同士でリンクを貼ることで、ユーザーはもう一方のページにも移動して見る確率が高くなります。
ユーザーがページを移動することで「回遊率(PV数)」というサイト評価の指標が向上します。回遊率(PV数)が高ければ高いほどいろいろなページを見てもらえていることとなり、そのWEBサイトは高品質だと判断され、特定のページだけでなくサイト全体のSEO効果に繋がります。
常に「閲覧ユーザーが求めている情報は何なのか」や「今このコンテンツ(情報)を見ているからこの後に〇〇のページのリンクを貼っておいてあげよう」といったことを考えながら適材適所にリンクを配置しましょう。
適正なタグを使用したサイト構築
サイト構築において適正なタグを使用することは、検索エンジンのクローラーがWEBサイトの構成やコンテンツなどを適正に理解するための絶対条件となります。
プログラミングの知識がある者しか理解ができない専門的な内容となりますが、HTMLファイルを作成する際に適正なタグを使用しなければクローラーは正しく判断ができず間違った認識をしてしまいます。
HTMLタグには全て細かく意味があるため、それぞれの意味を理解して適正なマークアップを行いましょう。これも立派なSEO内部対策です。
タイトルタグとメタディスクリプションの設定
SEO内部対策において基本的かつ重要な要素が「タイトルタグ」と「メタディスクリプション」の設定です。
タイトルタグとは、WEBページのタイトルであり、クローラーがWEBページの内容を判断する要素の一つです。メタディスクリプションとは、WEBページの概要のようなものであり、こちらもクローラーがWEBページの内容を判断する要素の一つです。また、タイトルタグとメタディスクリプションは検索結果に表示されます。
検索エンジンのクローラーは、最初にWEBページの内容を「タイトルタグ」と「メタディスクリプション」で判断するため、ただ単に設定するのではなく、検索エンジンがわかりやすい内容と適正な文字量で設定を行いましょう。
ちなみに、WEBページとはWEBサイト内の各ページのことであり、WEBページの集合体がWEBサイトです。つまり、「トップページ」も「会社概要ページ」も「お問い合わせページ」も、全てWEBページです。これらの各WEBページには、必ずそれぞれに適したタイトルタグとメタディスクリプションの設定を行いましょう。
サイト表示速度(ページ表示速度)を良好に保つ
サイト表示速度(ページ表示速度)は、Googleが公表している検索結果のランキングの要因の一つです。サイト表示速度は、Googleが無料で提供している表示速度計測ツール「Page Speed Insights」で計測することができます。
サイト表示速度が遅いと閲覧ユーザーはイライラしてしまい、サイトから離脱してしまいます。そういった閲覧ユーザーをイライラさせるようなWEBサイトを検索上位に表示させることは、Google検索エンジンの品質低下に繋がるためGoogleは嫌います。
ただ現状は、表示速度がそこそこ遅いWEBサイトでも検索上位を獲得できているケースはたくさんあるため、影響力はあまり大きくはないと思われます。しかし、Googleが検索エンジンの品質向上を目指し続ける以上、どこかのタイミングで影響力が増す可能性は大いにあります。
サイト表示速度はWEBサイトの作り方に大きく起因するため、SEO内部対策の中でも難易度が高くなってしまいますが、Wordpressで作られたWEBサイトの場合はプラグインなどで多少の改善は可能なので、普段からできることで改善に努めましょう。
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