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ホームページの文章作成は誰がするの?業界事情から文章の書き方のポイントまで徹底解説!
目次
ホームページに載せる文章はどちらが考えるの?
ラウンドスクエアでは、ご新規のお客様からホームページ制作のご依頼やご相談があった際には、まずは一度お打ち合わせを行い、ホームページ制作のご提案やご説明をしたり、お客様が抱えている不安や疑問にお答えしております。
その際に、高い確率で聞かれる質問の一つが下記です。
「ホームページに載せる文章の作成はどちらがするのでしょうか?自分たちで考えないといけないでしょうか?それともラウンドスクエアさんが考えてくれるのでしょうか?」
この質問は、ホームページ制作の業者選びにおいてとても重要な質問です。
ラウンドスクエアでは、ホームページに掲載する文章はラウンドスクエアが考えて作成し、作成した文章をクライアント様にご確認いただき、クライアント様のご要望を反映しながら仕上げていきます。
ラウンドスクエアの考えとしては、ホームページに載せる文章をクライアント様が考えて作成するというのは困難だと考えております。
というのも、文章作成は知識と慣れが必要な作業であり、慣れていない者が行うと作業が進まずに疲れ果ててしまい、肝心の文章も分かりにくくユーザーに伝わりにくい仕上がりとなってしまいます。
ホームページにおいて文章(言葉)はとても重要な要素であるため、慣れていない素人が適当に作って良いものではないのです。
文章作成をクライアント側に丸投げする制作業者は増えている
ホームページの制作業者には、大きく分けて「フリーランス(個人)」と「制作会社」の2種類が存在し、それぞれで制作スタイルは大きく異なります。
フリーランスは文章作成をクライアントに丸投げすることがほとんど
フリーランスの場合、ホームページに載せる文章の作成は、クライアントに丸投げすることがほとんどです。
また、フリーランスの中でも格安で請け負っている業者の場合、文章だけでなく「どんなページを作るか」「どんなコンテンツを載せるか」など、ホームページの構成から文章までほとんどの検討事項をクライアントに丸投げします。
制作会社でも文章作成をクライアントに丸投げするケースが急増している
一昔前は、制作会社であれば文章作成などもしっかりとやってくれるケースがほとんどでした。しかし近年では、制作会社であっても文章作成をクライアントに丸投げするケースが非常に多くなっています。
制作費が100〜200万円程度するような立派な制作会社でもクライアントに丸投げするケースはザラです。
なぜ文章作成をクライアント側に丸投げする制作業者が増えているのか
文章作成をクライアントに丸投げする制作業者が増えている理由は、ひとえに「コスト削減」です。
近年、ホームページ制作の費用相場は下がり続けています。制作会社における現在の費用相場は100〜150万円程度となっています。大手制作会社の場合で200万円程度です。
一見は良い金額に思えるかもしれませんが、ホームページ制作の実態(大変さ)を知ると、とても厳しいことがわかります。フリーランスならまだしも、クリエイターを直接雇用している制作会社などは本当に厳しいと思います。
ホームページ制作において最もコスト削減が可能なのが文章作成を含む設計フェーズ
まずは、下記のホームページ制作の流れを見てください。ホームページ制作は、大きく分けると「①設計」「②デザイン作成」「③構築」の3つのフェーズに分かれます。
フェーズ①の設計では、ザックリ言うと「どんなページを作成するか」・「各ページにどんな情報を掲載するか」・「各情報ではどんな文章を載せるか」といった内容を決めていきます。文章作成もこのフェーズです。
フェーズ②のデザイン作成では、ホームページの見た目を(デザイン)を決めていきます。そして、設計およびデザインが完成すれば、最後のフェーズ③にてサイト構築を行います。
これら3つのフェーズにおいて、ダントツで最も労力を要するのがフェーズ①の設計なのです。この設計フェーズは、ザックリと下記のような流れで行います。
この流れを打ち合わせを重ねながら行うのですが、WEBサイトは1ページだけではなく複数ページ作成するため、作成する各ページに対して同様の作業を行います。
作業としても大変なこの設計フェーズですが、実はホームページ制作の知識が最も必要なフェーズでもあるのです。つまり、価値あるホームページを作るための知識やノウハウを持ってる優秀な人材をたくさん働かせるわけです。
そのことからも、ホームページ制作という事業において利益を増やすための手段として、この設計フェーズでいかに手を抜くかが鍵だということがお分かりいただけると思います。
素人でもホームページに載せる文章の作成は不可能ではない
・文章作成を丸投げする制作会社とすでに契約をしてしまった
・予算の関係上どうしても低価格の制作会社に依頼するしかない
・ホームページを自分で作る
このような方は文章を自分で作るしかありませんが、絶望する必要はありません。ホームページに載せる文章の作成は、慣れていないと難しく大変だというだけであって不可能ではありません。
書き方のポイントやコツを知れば素人の方でも書けるので、ぜひ挑戦してみてください。
ホームページに載せる文章の書き方のポイント
【書き方のポイント(その①)】
競合他社のホームページの文章を参考にしよう
文章作成に慣れていない者が、自身の発想だけで文章を書き始めるのは非常に困難です。作業が進まずに、ただただ疲弊してしまいます。
そこでオススメの方法が、競合他社のホームページをたくさん見ることです。競合他社のホームページをたくさんリサーチし、「どんな文章を書いているのか」「どんな言い回しで書いているのか」などの情報を得ましょう。
すると、例えば、「強みに関してこんなふうに書いているんだ、だったら当社はこんなふうに書こう」といった発想が次々に出てきます。文章を書くうえで「発想」は欠かせない要素であり、その発想を得る方法としてこれ以上の方法はありません。
【ご注意】文章の丸パクリは絶対にやってはいけない行為です!
文章をごっそりとパクってしまう行為は著作権違反になるうえ、道徳的にも問題があるため絶対に止めましょう。その文章は、競合他社が頑張って考えたか、またはお金を支払って書いてもらった文章であり、「労力」や「お金」など何かしらの代償を支払って作った文章です。実際には丸パクリしている人はたくさんいますが、他社のホームページは尊重すべき財産であり、財産を盗むようなことは絶対に止めましょう。
【書き方のポイント(その②)】
各文章に「文章の内容が分かる見出し」または「文章の結論が分かる見出し」をつける
見出しとは、文章のタイトルのようなもであり、ホームページに限らず書籍や雑誌など、読み物全般で用いられる大切な要素です。
この見出しを「文章の内容」や「文章の結論」が分かる文言にすることで、その文章がどういったことが書かれているのかを瞬時に理解でき、文章が頭に入ってきやすくなるだけでなく、閲覧ユーザーが求めている情報を見つけやすくなり、サイト全体を見てもらえる確率が向上します。
見出しのない文章ばかりだと、一つ一つの文章を全て読み進めないと求めている情報に辿り着かず、閲覧ユーザーは早々に諦めてサイトから離脱してしまいます。
また、見出しは、閲覧ユーザーが読みやすくなるだけでなく、SEO的にも重要な役割を担っています。Googleは「見出しをつけましょう」と公式に発言しており、このことから見出しがSEOに影響していることはほぼ間違いありません。
【書き方のポイント(その③)】
できる限り専門用語を使わない
ホームページに載せる文章を考えるうえで最も意識すべきことは、文章は閲覧ユーザーに読んでもらうためのものであり、閲覧ユーザーはあなたの事業に関して全くの無知だということです。
専門用語が多用されておりスラスラと読み進められない残念なホームページは非常に多いです。閲覧ユーザーは自社の事業に関して無知だということを常に意識しながら、誰が読んでも理解しやすい文章にすることを意識しましょう。
【書き方のポイント(その④)】
できる限り横文字を使わない
近年の日本のビジネス業界では「エビデンス」や「ローンチ」など、横文字を使うビジネスマンが増えています。エビデンスは「根拠」のことであり、ローンチは「発売」のことですが、これらの単語が文章に含まれていた場合に「これってどういう意味だろう?」と止まってしまう人はたくさんいます。
横文字を使った方が「デキる企業」「デキるビジネスマン」という印章を与えられそうだという考えは分からなくもないですが、ホームページに載せる文章に使用することはあまりおすすめしません。エビデンスではなく根拠と言い、ローンチではなく発売と言った方が瞬間的に理解しやすく読みやすい文章となります。
前項でもお伝えしように、誰が読んでも理解しやすく読みやすい文章になるよう心掛けましょう。
【書き方のポイント(その⑤)】
できる限り洗練されたシンプルな文章にする
ホームページにおいては、文章はあまり読んでもらえないという事実を知っておきましょう。まして、長い文章はさらに読んでもらえる確率が下がります。
閲覧ユーザーは、あなたが思っているよりもせっかちでイラチです。また、閲覧ユーザーは、あなたのホームページだけでなく、競合他社のホームページをいくつも見なければならず忙しいのです。
なので、文章を一つ一つしっかりと読んでもらえるという希望は捨て、流し見程度でも情報がサッと頭に入ってくるよう、文章を洗練させることを意識しましょう。
初めてホームページの文章を作る人がやってしまい勝ちなミスが、あれもこれも伝えたく文章が長くなってしまうことです。ホームページには情報がたくさん掲載できるため、できるだけたくさんの情報を見てもらいたいのであれば、一箇所ごとの文章は可能な限り洗練させてシンプルなものにしましょう。
ホームページに載せるコンテンツに迷った時の発想方法
先にもお伝えしましたが、制作業者から丸投げされる作業は文章作成だけではありません。ヒドい業者の場合、「ホームページにどんなコンテンツを載せますか?決まったらお伝えください。」といったように、ホームページに掲載するコンテンツの検討から丸投げされてしまいます。
この場合、当然のことながらどのようなコンテンツを掲載すれば良いのか分からず、全く内容のないペラペラのホームページに仕上がってしまいます。ホームページを作ったことがない素人なので当然といえば当然です。
そうのような状況に陥ってしまった方のために、ホームページに掲載するコンテンツ(情報)の作り方のポイントをご紹介いたします。
【コンテンツの作り方のコツ(その①)】
競合他社のコンテンツを参考にしよう
文章の書き方と同様、競合他社のホームページをたくさん閲覧し、競合他社のホームページではどのようなコンテンツを掲載しているのかを調べて参考にすることはとても大切な行為です。
競合他社のホームページをたくさん閲覧することで、「うちもこのコンテンツを載せよう」「このコンテンツを載せるのであればあのコンテンツも一緒に載せた方が良いかも」といったように、次々に発想が出てきます。
また、競合他社のホームページをたくさん閲覧する行為は、発想を得るためだけでなく、競合他社に負けないホームページを作るうえでも重要です。
ネットで情報を得る現代においては、最初に必ずネット情報(主にホームページ)で比較検討をされます。その際に、ホームページに掲載されている情報の「質」と「量」に雲泥の差があれば、間違いなくその段階で負けて選ばれなくなってしまいます。
【コンテンツの作り方のコツ(その②)】
直接お客様とお会いした際に行う説明やアピール内容をWEBサイトに掲載しよう
例えば、営業活動や紹介などによって新規のお客様とお会いした際、成約につなげるために自社の説明やアピールをしますよね。それは成約につなげるための情報なので、言葉を文字に変換してホームページにも掲載すべきなのです。
WEBサイトは、ネット上で24時間働き続けてくれる営業マンです。人間とデジタルという違いはありますが同じ営業マンなので、同じように成約につなげるために自社の説明やアピールができれば良いのです。
そのように考えると、「WEBサイトってどんなコンテンツを掲載すればいいのだろう?」という疑問が解消されると思います。